今年はいよいよ花粉症かも・・・?鼻がムズムズして仕事に集中できないchocolatです。
さて
【chocolat's Slow Life】第 20回目は、番外編・WBC第一戦観戦レポートです。

《番外編〜がんばれ!侍JAPAN》
 

2009年3月5日に開幕した第2回<WBC>(ワールド・ベースボール・クラシック)。
その第一戦、日本×中国を東京ドームに観戦しに行ってきました。

野球観戦の前に、意外と歩いたことのない後楽園周辺を散策。
まず向かったのは<小石川後楽園>です。
 

<小石川後楽園>は、江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる。)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。
光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。


園内に入ると眼前に、大きな池(大泉水)が広がっています。
後ろにそびえるのは、雪を頂く山・・・ではなく(笑)東京ドームです。
大泉水は、蓬莱島と徳大寺石を配し、琵琶湖を表現した景色を造り出したもので、昔はこの池で舟遊びをしたといわれています。

池の手前にある枝垂桜、満開になったらきっと見事でしょうね。
かつてここには、樹齢100年以上という枝垂桜の古木がありました。現在のものは、その後を継いで植えられたもので、推定樹齢は60年を越すと言われています。

枝垂桜だけでなく、大泉水を囲むように咲くソメイヨシノの見頃には、閉園時間が1時間延長され、18時まで開園しているそうです。
(今年は、3月20日〜3月29日まで)

枝垂桜の後方にあるのが、この小廬山。

一面ブンゴザサでおおわれた、円い築山で、その姿、形が中国の景勝地・廬山に似ていることから江戸の儒学者・林羅山が名づけたもので、山頂より庭園を見おろせます。

池にそって園内をすすむと、なんと都会の真ん中に滝が。
<白糸の滝>です。夏に訪れたら、かなり涼しげな場所ですね。

なお、奥にすすむと松林の中に佇む<九八屋>(くはちや)が見えてきます。

九八屋は、江戸時代の風流な酒亭の様子を現した建物です。
この名の由来は「酒を飲むに昼は九分、夜は八分にすべし」と酒飲みならず万事控えるを良しとする、との教訓によるそうです。お心当たりのある方、ぜひこの教訓を覚えておいてくださいねーーーー(笑)

園内の一番奥にあたるのがこの<内庭>
水戸藩の書院の庭としてあった所で、昔は唐門をへだてて、大泉水のある「後園」と分かれていました。
江戸時代は「うちの御庭」と呼ばれた、池を中心にした純日本式の庭園です。昔の姿をそのままとどめているといわれています。

すっかり盛りの終わってしまった(残念)梅林を抜けて、出口方面へと抜ける途中にはこの<円月橋>があります。
朱舜水が設計したといわれる石橋で、水面に映る様子が満月のように見えるので、この名がつけられました。

特別史跡と特別名勝の二重指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮と小石川後楽園の2つだけだそうです。
花の見頃のちょうど狭間でしたが、水仙がこんなにキレイに咲いていました。

思った以上に広く、ゆったりとした時間を楽しめる公園でした。ぜひまた、お花見で訪れたいです。
その時には、今回閉まってた園内にあるお休み処<涵徳亭>(かんとくてい)でご飯を食べたいです・・・・(笑)

 

             


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