私が乗ったのはホンダ【FCX】
ホンダFCXは、燃料電池と水素ガスのハイブリッドカーです。
水素と酸素を燃料に、燃料電池が発電した電気でモーターを回すシステムで、排出するのは水だけです。また、従来の燃料電池車では難しかった【寒冷地での始動】をホンダの技術によってクリア。FCXはマイナス20℃からの始動も可能になっています。
走り出してみると、あまりの静かさ・スムーズさに驚きました。
それでも、トルク(回転力)が大きいため、発進・加速もパワフルとのこと。データ上の最高時速は150km/hだそうです。
あ、それから、私は何気なく乗ってしまいましたが(外観も普通の車と変わらないし)実は、構造がまったく違い燃料電池や水素エンジンなど全てが特注品で、開発費が数億円から数十億円という話の車ばかりだったそうです。
ある意味、超高級車に乗れたってことですね(笑)欲を言えば、試乗時間があまりに短かったのでもう少し乗っていたかったです。
さて、次の目的は、計画3)ジャガーとレクサスです。
■ジャガー
【XF SV8】
XFは、スポーツカーのスタイルと性能、新世代サルーンの上質さ、洗練性と居住性を融合した
新しいミッド サイズ・プレミアムスポーツカー。
日本に導入されるジャガーXFは、V6 3.0リッター、V8 4.2リッター、V8 4.2リッタースーパーチャージドの3タイプからなり、
全てステアリングホイールに装着されたパドルによるギアチェンジ(ジャガーシーケンシャルシフト)が可能な
定評ある6速オートマチックトランスミッションを搭載しています。
V8エンジン搭載モデルは、エキゾーストユニットのチューニングによりクルージング時には静粛性を保ち、
急加速時にスポーツカーらしいサウンドを演出しています。
また、XFのインテリアは、レザーやウッドなどの伝統的な素材・クラフトマンシップを生かしながらも、
アルミニウム素材を効果的に組み合わせることにより、コンテンポラリーでスポーティーなインテリア空間を実現。
モーターショーのプレスブリーフィングではイアン・カラム氏が、
XFのスタイリングについて説明を行なった後「スピードを出すのが楽しくなる車」と表現したそうです。
■レクサス
【LF-A】
レクサス独自の高級感を2シータースポーツカーに表現したコンセプトカー。
シルバーに輝く流麗なデザインのエアロダイナミックボディは、F1マシンからフィードバックされた軽量高剛性素材のCFRPを使用。
エンジンはV10DOHCで、最高出力は500PSオーバーとのこと。また最高速度目標値は320km/hとしています。
レクサスブースのベストポジションに位置するLF-Aの周囲には、大勢の人がこの車に見入っていました。
近未来の車のようなフォルムですが、とても優雅な雰囲気ですよね。
そういえば、このブースで車の排気音が流れていなぁ・・・と思ったら、LF-AのV型10気筒サウンドの録音を流していたそうです。
LF-Aはスーパースポーツではありますが、世界の環境規制、騒音規制をクリアするクリーンさを売りにすべく、排気音は結構静か。
その排気音を官能的に響かせるべく、トヨタは楽器メーカー大手のヤマハと共同で、サウンドチューニングを行っています。
LF-Aのリアには3本の排気管が設けられていますが、これは排気効率を上げるといった、工学的な理由でそうなっているわけではなく、
「パイプオルガンと同じような要領で、サウンドを美しく響かせるための構造」 (LF-Aの開発に携わっているエンジニア)なのそうです。
すごーーーい。
最後の計画遂行は、2)日産GT-Rを見る!です。
■日産
日産のブースはとにかくすごい大混雑&大行列。(平日なのに・・・)お目当てのGT-Rは、遥か彼方です・・・・
人気のある【ピボ2】と同じ中央ステージに展示しているため(写真にちょっと映ってるのがピボ2です。)余計にすごい人なんだと思うのですが・・・・
とりあえず、ブースの2階にもGT-Rが展示されていると聞いたので、そちらの列に並び直しました。
ようやくGT-Rが目の前に!!
【GT-R】
新開発のプレミアム・ミッドシップパッケージやVR38DETTエンジン、GR6型デュアルクラッチトランスミッションなどを採用した
「NISSAN GT-R」は、「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化した
新次元のマルチパフォーマンス・スーパーカーとして開発されました。
「クリーンルームで組み立てられ、全数検査するエンジンとミッション」
「日産ハイパフォーマンスセンターによるサービス」
「36か月無料の特別メンテナンスによる性能保証」など、生産からアフターまで一貫してスペシャルなモデルです。
FM(フロントミッドシップ)パッケージを進化させたプレミアムミッドシップパッケージを新開発し、
世界で初めて、クラッチ、トランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させ、
リヤファイナルドライブと一体化した「独立型トランスアクスル4WD」を採用。
走る道や天候、ドライバーのテクニックなどによって性能が限定されず、安心してスーパーカーライフが楽しめる
新次元のマルチパフォーマンスを実現しています。
会場内で販売している<東京モーターショーガイド>にさえ、フロントとリアに黒いマスクが装着された写真しか掲載されていなかったGT-R。
待ち望んでいた多くの人達の熱意を改めて、会場の熱気として感じました。
ブース1階に下りて、今度はなんとか最前列に。
ものすごい達成感・・・・(笑)
今回、掲載した以外にもたくさん写真を撮ってきたのですが、素晴らしい写真は他のところでもおそらく見られると思いますので
私のレポートはこの辺で・・・
日本車のコンセプトカーは、小型でキュートなデザインが目立ちましたね。
そして、モーターショー全体としては、やはり環境問題に今後さらに敏感にならざるを得ない状況を踏まえたエコカーが多かったなぁという印象です。
今回のモーターショーのテーマは「世界に、未来に、ニュースです。」(“Catch the News, Touch the
Future.”)とのことで、
「環境や安全、快適性はもとより、生活に多彩な楽しみ方や感動を提供するクルマが世界中から集う。こうした“わくわく・どきどきするクルマ”に出会える場であることをダイレクトに表現し、若者や女性にもひと言で“ショーへ来る楽しさ・意義”を伝えたい」という思いを込めた。
」という主催者側のメッセージがありました。
確かに、車に疎い私でも会場を歩いてたくさんの車を見ている時間は、わくわく・どきどきを数多く感じたかもしれないですね。
各メーカーのコンセプトカーを見ていると、未来に向けてこめられたメッセージを感じ、本当に興味深かったです。
また、こうしたモーターショーに来ないとなかなか実際に目の前で見られない車も数多くありますよね。
そうした夢の車に出会える楽しさもまた、モーターショーに多くの人が訪れる理由のひとつかもしれません。
さらには、特に日本車ブースにおいては、実際に購入候補として考えながら、車を熱心に見ているであろう方々がたくさんいました。
いろんなメーカーの車を一度に見られるのですから、確かに効率がいいですよね。
歩き疲れて足が痛くなりましたが、また次回開催時にもモーターショーに行きたい!そう思った一日でした。
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