日本における自動車盗難の件数は、1999年を境に大幅に増加しております。それまで、年間35,000件前後で移行していたものが、1999年には40,000件を超え、更に翌年の2000年にはおよそ55,000件を突破
、そして2001年には遂に60,000件を突破してしまいました。
この数字はもちろん過去最高で、加えて問題なのは、検挙率が20%とかなり低い数字になってしまっていることです。つまり、5件のうち1件しか犯人逮捕に至らないという事になります。これは、犯人が単なる素人や個人ではなく、主にプロの集団による犯行であるということが大きな原因となっております。それ故に、今までのように『鍵さえかけておけば大丈夫』『うちだけは大丈夫』的な考えでは、とても危険なのです。
さらに、盗難の内容を見てみると、いわゆる『キーなし盗難』の件数は全体のほぼ8割を超えています。これは、単に偶発的・突発的な犯行ではなく、かなり用意周到な計画的犯行だと思われます。つまり、『鍵』が『鍵』で無くなって来ているような事態になってしまっているのです。
また、愛車が盗まれた!と気付くまでに要する時間の平均は6時間から1日ですが、たった30分で盗まれてしまうケースも全体の約10%を占めています。これはすなわち、「ちょっとの間だけなら、大丈夫だよな」といった過信によって起こりうる事なのです。
もうひとつ、盗難発生場所についてみてみましょう。発生件数のおよそ66%が、屋外の契約駐車場にて発生しています。また、次いで自宅駐車場。路上の順になっています。このうち、全体のほぼ半数が『人目のつかない場所』であることも確認されています。これは、犯人が自分の車両を横付けして視界を作ったり、またライトなどのない暗い場所にある駐車場などで起こっている為です。どちらにせよ、明るい場所・人目につきやすい場所というのは狙われにくいので、出来る限りそのような場所に駐車するべき
でしょう。
じゃあ、どうしたらいいの?
まずは確実に出来ることから取り組んでみましょう。それだけでも何もしないよりはずっと安心です。
1.路上駐車をしない
2.鍵は必ずかける
3.ナビゲーションやテレビは外から見えない所に
4.駐車は明るく人目に付きやすい所に停める
次に少し手間とお金はかかりますが、より確実に防犯したいという場合は、市販の防犯装置の取付が有効的です。最近は、さまざまなタイプの商品が各メーカーより発売されています。その中から特にまこでんオススメのものを数点ピックアップして紹介します。
1.オムロンカーセキュリティシステムカーモニ500
7つの異常をアンサーバック式液晶リモコンでキャッチします。業界初のバイブレーション付リモコンは、ドア開・車の破壊・車体への強い衝撃・レッカー移動・接近・うろつき・侵入等に反応し、バイブレーションと音で通知。また、車内の音も聞け、液晶画面に異常の種類を表示します。アンテナ内蔵型でとてもスッキリ。車両に異常が発生すると、フラッシュとブザー音で不審者を威嚇。フラッシュは高輝度LEDの強烈な警告フラッシュで、最大110dBの大音量アラーム付です。通信距離見通し最大2.5km〜市街地最大500kmまで可能だから、駐車場が離れている方や車での外出が多い方にはうってつけです!!
2.NAISオートポリスVDF2040
威嚇に特に重点を置いた『4段階高感度音圧センサー』で愛車をかしこく見張ります。同梱のステッカーと光の点滅による威嚇から始まり、ボディ・窓への衝撃に対し光の点滅に加え断続音が鳴ります。さらに、ドア開、ガラス割り
、加えて車内侵入・居座りに対しては同じく光の点滅、さらに連続音による警報が鳴ります。もちろん、警告キャンセル機能も付いています。充電電池(ニッケル水素電池)により約
1週間監視可能(約1時間のフル充電、本警報が一回/一日あった場合)です。車のエンジンキーに連動してシステムの解除・設定を行います。
3.HORNET Gシリーズ
自動車盗難防止装置といえば、思いつくのが『ホーネット』と言う方も多いと思います。7年連続で日本のトップシェアを誇り、現金輸送車、パトロールカーへの導入実績にて信頼性はピカ1です。そのホーネットの新製品Gシリーズ719Gは、充実した安定感のあるセキュリティを実現した一体型モデルです。マルチプレックス対応オプションセンサーを接続することで、警告音とサイレンの音の使い分けが出来る等、プロフェッショナルユース定番のシステムです。ハイスペックなセキュリティを実現したい、高機能なオプションを使いたい、動作確認LEDでシステムの動作確認と犯人を視覚的に威嚇したいという方に特にオススメです。また、718Gはキーレスエントリーオプションや人気のボイスモジュールなどの定番オプションがコントロールできるお求めやすい一体型モデルです。従来の一体型をさらにコンパクトにし、狭いエンジンルームにも対応可能になっています。スキャナーズなどの制御系オプションを使いたい、コストパフォーマンスの高いシステムを構築したいといった方にオススメです。
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