第8回目の今回は、『カーナビゲーションの歴史〜パイオニア編』についてご案内していこうと思います!!とにかく必見です!!
 

 

 

 

 
   

今や装着率50%にまでとなり、自動車には必要不可欠な商品になったカーナビゲーション。歴史をさかのぼって見ますと、そのカーナビが市場に登場して今年で早や13年目になろうとしています。車とナビの融合、ITSの時代に向かっている現代において、カーナビがどのように変化してきたのか?どのような変遷をたどってきたのか?その辺りを今や元プリプリ奥居香の旦那となった岸谷五郎でおなじみのパイオニア/カロッツェリアの商品をフューチャーして、当時配布されたカタログから振り返ってみようと思います。


まこでん記念すべきカーナビ販売第1号は?

  


92.5 表紙と内容

 
マニア大喜び!?カラオケコントローラーのチラシ(左)
VOL.1がないのが残念・・・。(右)

パイオニアの記念すべき1号機が発売されたのは、1990年夏であります。機種名はAVIC-1(定価350,000円)。ほとんどなじみの薄い品名であり、この商品を覚えているお客様、はては業界の方々はさぞかし少ないことと思います。もちろん、350,000円はナビ本体のみの価格でTVチューナーは別売りです。システムを 組むと70万〜80万まで達し、販売するチャンスはきわめて低く、まだまだナビゲーションはごく一部のお客様のみが対象に過ぎない高価な商品でありました。

それから2年の月日が流れ、1992年6月、第2号機であるAVIC-G10(定価315,000円)及びGPS-V7(定価230,000円)が発売され、続いて 1993年7月、GPS-G5(定価105,000円)、AVIC-G10㈼(定価210,000円)が発売されました。当時は、サテライトクルージングシステムという名称で呼ばれておりまして、今思えばこの2点は、あの『物を捨てられない管理人』が、まこでんでまだメカニックをやっているころではないか!?物を捨てられない のに、新しいもの好きと困った管理人が初めてまこでんでナビを取り付けしたのが、このGPS-V7であります。管理人が初めて取り付けしたという事は、我等まこでんにおいて、事実上一番最初に販売・取付けした記念すべきナビゲーションがGPS-V7ということになりますな。(闇烏さんのところの販売・取付けの記念すべきカーナビ1号機は・・・・???聞いてみたいものですね〜。)今のナビでは考えられませんが、最高の詳細地図表示が、なんと250mスケール!!(地図本の方が詳しいではないか・・・)CD-ROMではなく、マップカード方式、イメージ走行やナイト走行、春夏秋冬走行など、独創的なカーナビゲーションでした。ちなみにオプションのTVチューナーセット(GEX-K7TV)は別売りで、何ともびっくり68,000円もしたのでした!!


なつかしのあの名機登場!!

 
95 表紙と夏新商品マニュアル


95 内容

1994年から1995年にかけては、各メーカーともに品質・価格の面において、競争が出始め、特にパイオニアに関しては最もこの2年間で、発売されたナビのアイテム数が、 なんと7モデル!!ちなみにこの傾向は、96年に入ってもかなり加速する傾向にあります。まさに出品ラッシュであります!!(品番・特徴を覚えるのが大変だったなあ・・・)

まず、94年5月にはAVIC-G9(定価168,000円)、AVIC-G7(定価126,000円)の2モデルを、95年6月には、AVIC-G8(定価138,000円)、AVIC-G7㈼(定価119,000円)、AVIC-X77(定価248,000円)の3モデルを、そして年末にはAVIC-X99(定価248,000円)、AVIC-X77㈼(定価198,000円)を発売しました。中でも、AVIC-G8は数多く売れた商品のひとつであり、つい最近まで搭載されている車が入庫したり、修理依頼があったりするのですよ!!


VICS開始!!25mスケール拡大地図!!

 
 
96.4 表紙と内容
 
96.9 表紙(左)
CDX-P5000(右)

96年には、ナビ単体、パッケージもの、合わせて8モデルの機種が発売となりました。ラインナップは以下の通りで、96年6月にAVIC-G90(定価145,000円)、AVIC-G70(定価125,000円)、AVIC-G50(定価99,8000円)、AVIC-XA1(定価263,000円)、AVIC-X10TV(定価230,000円)、AVIC-X55VP(定価230,000円)の6機種を、そして96年11月に、AVIC-X95TV(定価263,000円)、AVIC-X75VP(定価278,000円)の2機種を発売しました。中でも、AVIC-X10TVとAVIC-XA1は、他社にない個性的なナビでした。一番の大きな違いとしましては、取付け出来ない車種があるということです。X10TVに関しては、シガーライター電源付属で、ダッシュボードに簡単取付けということでしたが、その前にダッシュボードの形状によっては取付け出来ない車が結構あったのを覚えています。XA1については、インダッシュ設置の2DIN一体型のナビで、現在の2DINの元祖ともいえる機種ではないでしょうか?おっと、突然ですが、そういえばパイオニアのナビって、この時代の機種ほとんど全てにおいて、CD-ROMが別売りなんですよね。そう、ロードナビゲーターシリーズ。(当時なんと13,800円もした!!)今では考えられませんね。CD-ROMが別売りなんて・・・。少し高いような気がしますが・・・。


DVD初登場!!やったあ!ROMが付属に!!

 
97.6 表紙(左)
97.10 表紙(右)
 
AVIC-D70Vのチラシ(左)
97.4 表紙
 
共に97.10の表紙

この年は各メーカー、DVDナビゲーションが発売され始め、DVDナビ元年となった年であります。パイオニアにおいては、いわゆる今でいう『サイバーナビ』と呼ばれ始めた1号機AVIC-D909(定価230,000円)、AVIC-D707(定価198,000円)の発売となった年であります。TVモニターは別売りでしたので、TV-W808、AVX-P600、AVX-P550との接続となり、この頃からどの接続ケーブルを見積もりするのか、また使用するのかが徐々に分かりづらくなってきた時期でもありました。又、秋に入ると7型ワイドTV付属のパッケージナビ、AVIC-D700(定価315,000円)が発売されました。しかしながら、 当店においては同時期発売されたパナソニック製のDV007Dと競合する形でしたが、私の記憶ではDV007Dの方に販売数が傾いていたように思います。


楽ナビ1号機誕生!!機種名、覚えてますか?

 
楽ナビチラシ(左)
98.1 表紙(右)
 
98.10 表紙(左)
98.5 表紙(右)
 
98.4 表紙(左)
98.10 表紙(右)

この年の1月は、今やナビゲーションの代名詞ともいえる『楽ナビ』の1号機が発売された年であります。『カンタンでなくっちゃ楽しくない。やさしく操作できる高性能ナビできました』の文句でスタートした楽ナビ。1号機はパッケージもののAVIC-500(定価188,000円)とナビ単体もののAVIC-505(定価126,000円)で、ともにCD-ROMは付属されるようになりました。(良かった・・・)10月には早くもマイナーチェンジがあり、AVIC-510、AVIC-517Wのオンダッシュパッケージものに、今や主流になりつつあるAV 2DIN一体型ナビAVIC-XM510(定価263,000円)、AVIC-XC510(定価230,000円)が発売されました。又、サイバーナビの方では、5月にDVD仕様の新型モデルが発売されました。価格は少し下がり、AVIC-D919(定価210,000円)、AVIC-D717(定価188,000円)、AVIC-D710(定価315,000円)の3モデルで、機能としては、ボイスコントロール機能付、2層式DVDによる圧倒的な情報量、インターネットにも対応、D-GPS情報とVICS情報の共有化などが特徴でした。


快適ドライブは『おでかけボタン』でスタート!!

 
99.5 表紙(左)
99.10 表紙(右)
 
99.10 表紙(左)
99.2 表紙(右)

この年は、サイバーナビの方に先に動きがあり、まずは5月、フルモデルチェンジされたDVD第3弾AVIC-D9000(定価198,000円)、AVIC-D7000(定価178,000円)、AVIC-D9500(定価298,000円)、が発売されました。特徴と致しまして、地図画面とTVを同時に表示するP side P機能を装備、ハンズフリー通話が可能、本体のデザインを一新等が挙げられますが、一番に言えるのは、ナビの品質がかなり向上したという事ではないでしょうか?11月にはAVIC-D6500(定価248,000円)が追加販売されました。

楽ナビの方でも、モニターやナビ本体などデザインが一新され、特にリモコンにおいては、あの『お出かけボタン』付きの皆さんおなじみのデザインへと移り変わりました。機種については、11月にAVIC-520VP(定価198,000円)、AVIC-520(定価178,000円)、AVIC-XM520(定価248,000円、AVIC-XC520(定価210,000円)の4モデルが発売され、VICS(FM多重チューナー)を搭載したお手ごろ価格のお得なパッケージとして、注目を浴びました。


『楽ナビ』大ヒットへ向けて・・・
〜DR2000シリーズへのプロローグ

 
00.10 表紙(左)
00.5 表紙(右)

DVD楽ナビ初登場!!

この2000年からが楽ナビにおいての、パイオニアのナビの販売数が一気に加速し始めた年でありました。まず、楽ナビについてですが、何といってもあの『楽ナビ』がCD-ROMからDVDに移行したことです。それも、CD-ROMの前モデルとほとんど同じ価格で・・・。サイバーナビの立場はどうなるの?といった声が上がるほどでした。このDVD楽ナビは、10月に発売され、VICSビーコン付属のAVIC-DR1000V(定価230,000円)、とスタンダードなAVIC-DR1000(定価210,000円)の2モデルで、カーAV業界的においてのパイオニアが、シェア向上の為のステップアップ段階での大きな意味のある商品ではなかったかなと思われます。またサイバーナビでは5月に最後のDVDナビ、AVIC-D9900V(定価298,000円)、AVIC-D9900(定価278,000円)、AVIC-D9100(定価178,000円)が発売されました。

・・・と、なんとか2000年までたどり着くことが出来ました。20001年以降は、皆様の記憶にまだ新しいかと思います。2001年は、そうあの皆さんご存知、爆発的ヒットモデル(弊社でもよく売れた・・・しかし売り上げ金額は・・・)のAVIC-DR2000(定価158,000円・・・びっくり価格です!!)の発売の年です!!このモデル登場により、各メーカのカーナビ単価はぐーーんと下がることになり、消費者にとっては大変お求め易い価格・商品になったことかと思います。

昔のカタログや商品を見て振り返ってみましたが、皆様も少し懐かしく思われたのではないでしょうか?

さて、3回にわたり特集して参りましたこのまこでんちゃんねるの『カタログと共に振り返る、カーナビゲーションの歴史』も今回で最終回の運びとなりました。みなさまには色々とご支援、ご声援を頂き、また最後まで読んで頂き、誠に有難うございました。今後のまこでんちゃんねるですが、やはり管理人の物を捨てられない性格上(=趣味)、古いものをフューチャーし、(何となくまたまた古いカタログが出て来そうな予感・・・今までと変わらないではないかっ!!と言われるかもしれませんが・・・。)特集していきたいと思います。

それでは最後はおきまりの
『う〜〜あ〜〜お〜〜〜、おばちゃま、まこでんちゃんねるが大好きよ〜〜さようなら〜〜』(おっと、君は小森のおばちゃまか・・・!?)

引き続きストラーダフェア〜秋 よろしくです。(管理人)

 
   
 

自動車盗難についての巻

パナソニックバッテリーについての巻

カーナビゲーションの歴史〜ソニー編の巻

カーナビゲーションの歴史〜パナソニック編の巻


隠れサイトナリ。バッテリーをクリック!!